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続・投げハメを返せるようになりたい - 理論上脱出不可能なハメ
投稿者: Ladios 掲載日: 2004-1-31 (3843 回閲覧)

理論上返せないものを返す!?

前回までは基本的な投げハメの解説、それに付随する駆け引き等を説明したわけですが、今回からは、前回説明した以外の理論上返せない投げハメと、実戦でそれをやられたときの対応を解説します。

投げ間合いはキャラによって違う

スト2というゲームには多種多様なキャラクタがあり、それぞれに技、移動スピード、ジャンプ軌道などが違います。当然、技が違えばその技の攻撃範囲がどこにあるかというのは違いますし、それに伴うやられ判定も違います。
これは投げという技についても同じで、それぞれのキャラの投げごとに、相手を投げることが出来る投げの有効範囲、そして、相手に投げられてしまう投げられ判定が設定されています。

つまり、キャラによって投げ間合いが広い、狭いがあるわけです。当然、投げ間合いの広いキャラが投げ間合いの狭いキャラを投げる場合、相手の投げ間合いの外側から投げれば、投げ返される心配なしに一方的に投げることが出来ます。

このキャラ特性を利用して投げハメを行えば、理論上は自分より投げ間合いの狭いキャラを完全にハメることが可能なはずです。

では、このような投げハメを使われた場合、黙って指を咥えて見ているしかないのでしょうか?

いいえ、この場合でも、仕掛けられた方は相手に対して揺さぶりをかけ、うまくいけば脱出することが可能です。では、その方法を解説していきましょう。

投げ間合いというキャラ特性を生かして投げるには?

自分の投げ間合いを生かして相手を投げようと思うと、実戦ではどの程度離れることになるでしょうか。ここに各キャラの投げ間合いに関する資料があります。例えば春麗でリュウを投げようとした場合で考えると、リュウの前方への投げ間合いは19ドット、春麗の前方への投げ間合いは24ドットです。その差は5ドットであり、一見非常に有利に思えますが実際はそうではありません。

まず、春麗の移動速度という要素があります。ここに各キャラの移動速度に関する資料があります。春麗は1フレームに4ドットの速度で前進します。つまり、相手に技をガードさせ前進して投げにいく場合は、4ドット単位でしか間合い調整が出来ないことになります。ということは、最大投げ間合いの24ドットで止まれる場合もあれば、投げ間合い外の25ドット離れた位置から投げ間合いに入るために1フレーム前進した距離、21ドットの距離しか取れない場合もあることになります。

また実戦で24ドット離れた距離に位置していたとしても、目で見て24ドットの位置か25ドットの位置か瞬時に判別することは不可能です。投げ失敗による通常技発生を防ごうと思えば、その位置にいる場合、念のためもう1歩踏み込みたいと思うのが普通です。そうすると、24ドットから4ドット踏み込んだ位置、つまり20ドットしか離れていない位置に立つことになり、リュウの投げ間合いである19ドットに対してギリギリの間合いしか取れないことになります。

で、返す側にできることは?

もちろん、ギリギリであっても間合いの外なら投げ返されることはありません。しかし、ここにもう一つの要素があります。今まで説明したとおり、投げハメをするときは相手の硬直直後のベストのフレームで完璧に投げるわけではなく、普通は2〜4フレーム程余裕を持って遅らせて投げるわけですから、この間にリュウは動くことが可能です。そうです、自ら前進して間合いを詰めることが可能なのです。

リュウの移動速度は1フレームに3ドットです。春麗は今、20あるいは21ドット離れた位置から投げようとしているのですから、リュウが一歩前進すれば、17あるいは18ドットの位置まで詰めることが出来るわけで、それは、リュウの投げ間合いである19ドットの範囲に入ることになり、その距離であればリュウは春麗を投げ返すことが可能なのです。

さらにシステムを利用して相手に揺さぶりをかける

また、移動するチャンスとなるフレームを相手のミスに委ねるのではなく、自ら作り出すことも可能です。その方法とは、投げハメを行うために相手がガードさせるつもりで出した技を、わざとガードせずに喰らう方法です。

スト2ではガード硬直時間とやられ硬直時間は微妙に違い、やられ硬直時間の方がわずかに短くなっています。つまり、ガードするよりも喰らった方がその後早く行動することが可能です。

これを利用すれば、更に数フレーム余裕が生まれます。実戦でこのテクニックを最大限に生かすことができるプレイヤーは、確定なはずのスクリューハメを投げ返したりすることさえあります。

この、ガード硬直時間とやられ硬直時間を利用して、ガードしてしまうと反撃が間に合わない連携を、わざと喰らうことによって反撃できるように変えるテクニック、これを利用した投げが俗に言う、「喰らい投げ」というテクニックです。

余談ですが有名なダッシュでのベガを使用したダブルニーハメも、一般に脱出不可能と言われているキャラであっても、実際はダブルニーの後の通常技での固めをわざと喰らうことで、次のダブルニーに無理矢理攻撃を割り込ませることが可能な場合が多いです。

無駄な足掻きは決して無駄では無い

このように、データだけを見れば一見脱出不可能な投げハメでも、実際での使用を考えると脱出の糸口があるものがあります。無闇に暴れても無駄ですが、システムを正しく理解して揺さぶりをかけ、相手のミスを誘えば脱出するチャンスはかなりあります。あきらめずに賢い悪足掻きを実行してみてください。

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