前回の逆パターンです。投げハメを仕掛ける方が、投げと当たればダウンを奪える投げ無効化技で2択を仕掛けてきた場合です。これは、この投げハメ返し方講座のシリーズの2回目で説明した、投げと足払いの2択の改良版です。
足払いとは何が違うのか?
では、足払いを使った2択を使った場合と、投げ無効化技を使った2択を使った場合では、何が変わってくるのでしょうか。
投げと足払いでの2択の場合、投げ返しを入力するかどうかの判断は、自分のガード硬直が解けて動けるようになる寸前に、相手が既に攻撃モーションに入っているかどうかで判断できると説明しました。
この時点で相手が足払いの攻撃モーションに入っていなければ、その後に足払いを出し始めたとしてもこちらが動けるようになる方が速く、足払いの出掛かりを投げることが出来るので、この時点で判断することが出来たのです。
しかし、投げ無効化技の場合、出掛かりで既に投げることが出来なくなっているため、同じタイミングで判断して投げ返しを入力すると、その後に投げ無効化技を出されるとこちらの投げは通常技に化けることになります。
そして、こちらの通常技の出掛かりの隙に、相手の技がヒットしてダウンしてしまい、ラッシュが継続してしまいます。つまり、足払いの場合とは違い、こちらが動けるようになる瞬間まで、相手を投げることが出来るのかどうかが判断できないことになります。
じゃあ完全に2択で運任せなの?
理論で考えればそうです。しかし、実戦となると少し話が変わってきます。
確かに理論的には、仕掛けられた側の硬直が解け、投げ返しが出来るようになる瞬間に合わせて無効化技を出せばよいわけですが、これも投げハメと同じで、そのタイミングより遅れてしまうと相手に先に投げられてしまう危険性があります。
逆に、早めに出した場合は投げハメの場合と違い、通常技に化けて隙が出来るということはありません。あまりにも早過ぎれば別ですが、多少早くても投げ無効化技はちゃんと出ますから、相手がその後に投げを入力しても投げられることはありません。
むしろ、遅すぎて相手に投げられること回避するために、少し早めに出すのが一番安全だということになります。それでも足払いの場合に比べてはるかに遅いタイミングでも間に合うので、仕掛けられた側にとっては充分判断が難しい状況です。
攻撃を出してから判断は不可能。それならば…
やはり、限りなく完全2択に近いのでしょうか?
ここで他の要素に注目してみましょう。相手が投げ、もしくは投げ無効化技を出すとき、出す前の動きに違いは無いのでしょうか?
仕掛ける側が投げを狙っている場合、相手に技をガードさせた後の操作は、レバーを前に入れて接近し、レバーを前もしくは後ろと同時にボタンを押して投げる、という操作になります。このときキャラは相手に技をガードさせた後、投げ間合いまで前進し、相手のガード硬直が切れるまで待って、投げという動作になります。
つまり、投げを狙う場合、投げを出す前の動作は、前進と、投げのタイミングや間合いを調整するための立ち止まった状態の、2つの状態があるわけです。
それに対して、例えば昇龍拳を出す場合は、相手に技をガードさせて前進し、相手の硬直が解けるタイミングを待つところまでは同じですが、その後、昇龍拳を出すわけですから、コマンド入力があります。
特定のタイミングで昇龍拳を出したいのなら、その前にコマンドを入力しておいて、お目当てのタイミングでボタンを押すことになりますが、そのコマンド入力にはレバーを下に入れる動作が含まれています。
つまり、何らかの硬直などでしゃがむことが出来ない場合を除いて、昇龍拳を出すためには昇龍拳を出す前にしゃがむ動作が入ってしまいます。
昇龍拳を狙う場合は、前進して間合いを調整した後、投げを狙う場合とは違い、一旦しゃがむのです。これを注意してみることが出来れば、投げ返しを入力すべきかどうかが判断できます。
仕掛ける側は前述の通り、投げよりも早いタイミングで昇龍拳を出しますから、そのタイミングの更に前に、しゃがみ動作が入るはずです。これを見逃さなければ、投げ返しをせずにガードという判断が出来るのです。
さらに応用すると
この、しゃがみ動作で相手の攻撃を予知するというテクニックを使えば、投げと足払いの2択のときでも更に楽が出来ます。足払いを出すためにはしゃがまなければならないため、逆に相手がしゃがめば足払いを狙っていると予想できます。これは相手が攻撃モーションに入っているかどうかを見るよりもずいぶんと簡単です。
更に、足払い戦でも実は必須のテクニックで、相手がしゃがんだら足払いが来る、ということが判れば、普段は立っておいてやられ判定を出来るだけ減らし、相手が踏み込んで来て足払いが届く間合いでしゃがんだ時だけしゃがみガードするようにすると、上手く相手の足払いの空振りを誘うことが出来ます。
逆に、これを逆手にとってフェイントとして使う場合もあります。上記のテクニックを普段から使いこなしている相手に対して、足払いが届く間合いまで踏み込んでしゃがめば相手は足払いが来ると思い、しゃがみガード入力をします。そこで、足払いを出さずに更に踏み込んで相手を投げることができるのです。
実は、投げハメについての講座じゃありませんでした
いままでこのコラムのシリーズで様々な戦法、返し方、さらにそれを利用したフェイントを説明してきました。
相手が何を狙っているかをモーション、間合い、動作を開始するタイミングなどをよくみて判断し、それに応じた返し方を選択する。これは、投げハメにのみ必要なスキルではありません。全て、スト2全体の立ち回りに必要なテクニックです。
逆に言えば、投げハメのようなラッシュ時には要素が制限されるので、一つ一つのテクニックが非常に判りやすい状態といえます。制限された状況でさえこれらのテクニックが使えないプレイヤーが、足払いなどの完全に自由な立ち回りでこれらのテクニックを組み合わせて使うなどということは不可能です。
最近はジャブを空振ってから投げたり、しゃがんでから投げたりという見た目に判りやすい部分だけが一人歩きして、なにかそれが有効な連携のように語られていることが多いですが、本来これらは双方のプレイヤーが今まで説明してきた攻防を理解した上で初めて意味が出てくるテクニックで、理解して相手の行動を観察し判断しているからこそ、これらのフェイントに引っかかるわけです。
単に、投げハメはズルイから、投げハメにならないように猶予時間を与えよう、とかそんな理由ではないんです。単純に仕掛ければ返されるので、二重三重にフェイントをかけている姿が、あれらのテクニックなのです。
これらのテクニックを理解するためには、根拠も無く投げハメを嫌っていては不可能ですし、あなたがもしそのような投げハメ嫌いのプレイヤーだったのなら、あなたは今まで真のスト2の駆け引きを知らずにプレイしてきたことになります。
是非、これまでの解説を理解して自分のものにして、これらの高度なフェイントに引っかかることの出来るレベルまで上達してみてください。そこにはそれまでとは違うスト2の世界があります。
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続・投げハメを返せるようになりたい2 - 昇龍拳等、投げを無効化する技で返す
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